不動産を購入するときによく耳にする「手付金（てつけきん）」という言葉。
聞いたことはあるけれど、「結局なんのためのお金？」「戻ってこないの？」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産購入の際に必要となる「手付金」について、わかりやすくご説明いたします！！
⸻
手付金とは？
手付金とは、売買契約を結ぶ際に「この物件を本気で購入する意思があります」と示すために買主が売主に支払うお金のことです。
これは、口約束ではなく、正式に売買契約を結ぶ際に発生するものです。
⸻
どうして必要なの？
手付金には、次のような大切な役割があります。
- 売買契約を結ぶための「意思表示」
購入の本気度を示すため、売主にとっても安心材料になります。
- 万が一、契約をやめたくなったときのルールになる
手付金には、「解約手付（かいやくてつけ）」という意味があります。
つまり、以下のようなルールが適用されます。
• 買主がキャンセルしたい場合：支払った手付金は返ってきません。
• 売主がキャンセルしたい場合：手付金の倍額を買主に返す必要があります。
※ただし、売買契約書に別の取り決めがある場合は、そちらが優先されます。
⸻
手付金の金額はどれくらい？
手付金の金額に明確な決まりはありませんが、
一般的には物件価格の5〜10％程度で設定されることが多いです。
ただし、実際の金額はエリアや物件によっても異なります。
🔍 沖縄では50万円〜を目安に設定されるケースが多く見られます。
たとえば…
・2,500万円の住宅 → 手付金として50〜150万円程度を設定するケースが多いです。
金額は売主・買主の話し合いで決定されますので、事前にしっかり確認しておくと安心です。
⸻
手付金は最終的にどうなるの？
手付金は、最終的に購入代金の一部として充当されます。
つまり、「追加で払うお金」ではなく、支払いの前倒しのようなイメージです。
⸻
手付金を払うときの注意点
• 契約内容をよく確認してから支払いましょう
…解約の条件や、返金のルールが契約書に明記されています。
• 「手付金＝申込金」ではありません
…申込金はあくまで仮押さえ的なもの。手付金は正式な契約後に発生します。
• 振込先の確認・領収書の受領も忘れずに
…不正防止やトラブル回避のためにも大切です。
⸻
まとめ
手付金は、不動産購入において非常に重要な「契約上のお金」です！
「何のために支払うのか」「キャンセルしたらどうなるのか」を理解しておくことで、安心して手続きを進めることができます。
初めての不動産購入は、わからないことや不安なことも多いもの。
当社では、契約前のご相談やご説明も丁寧に対応させていただいております！
ご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください♪