こんな手口に注意!不動産詐欺の実例と対策

不動産は人生でも大きな買い物の一つ。でもその大きさゆえに、悪質な詐欺のターゲットにもなりやすい分野です。

「まさか自分が騙されるなんて…」
そう思っている人ほど、巧妙な手口に引っかかってしまうこともあります。

今回は、実際にあった不動産詐欺の手口と、私たちができる対策をわかりやすくまとめてみました。これを読んで、少しでも被害を防ぐヒントになればうれしいです。

【実例①】存在しない物件を紹介される

「新築マンションが相場よりずっと安く買える」と言われ、内見もせず契約金(数十万円)を振り込んだが、その後連絡が取れなくなった…。

これは典型的な「架空物件詐欺」です。
実在しない物件の写真をネットから拾ってきたり、「まだ建設中だから内見できません」と言って信用させるケースも多いです。

🔍 対策
• 必ず現地に足を運び、自分の目で確認すること
• 登記簿を見て、所有者や物件の存在をチェックする
• 不動産業者の「免許番号」があるかも必ず確認!

【実例②】無断で二重契約される

賃貸契約を結び、引っ越しも済ませたが、ある日「ここは私の物件だ。出ていけ」と別の人が現れた。

これは、同じ物件を複数人に貸してお金をだまし取る詐欺です。とくに個人オーナーや無許可の仲介者を通した場合に起きやすい手口です。

🔍 対策
• 不動産会社が「宅建業の免許」を持っているかチェック
• 契約書・重要事項説明書は正規のフォーマットか確認
• 不安があるときは、法務局で登記簿謄本を取って確認するのもアリ

【実例③】「今すぐ契約しないと他に回る」と急かされる

「すでに他にも申込が来ていて、今日中に決めてくれないと…」と契約を急がされ、納得できないまま押し切られてしまった。

これは心理的にプレッシャーをかけて冷静な判断をさせない手口です。「即決させる」=「冷静に考えさせない」のが目的なんです。

🔍 対策
• どんなに魅力的でも、即決しない勇気を持つ
• 「持ち帰って検討したい」と言ってみる(まともな業者なら嫌がりません)
• 家族や信頼できる第三者に一度相談してみるのも◎

【詐欺を防ぐためにできること】

✅ 不動産会社の免許番号を国土交通省のHPで検索
✅ 契約書・重要事項説明書をしっかり読み込む(分からないところは質問!)
✅ 不審な点があれば、消費生活センターや弁護士に相談する

まとめ

不動産詐欺は、被害額も精神的ダメージも大きくなりがちです。でも、少しの知識と慎重さで防げるケースもたくさんあります。

「そんなの引っかからないよ」と思う前に、「自分もターゲットになりうる」と考えておくことが大切。

大切なお金と暮らしを守るために、ぜひ一度、身の回りの不動産契約も見直してみてくださいね。

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